バビルサは、スラウェシ島、トギアン諸島、ブル島、スラ諸島に分布しています. バビルサの行動圏には、池や川、沼地、水生植物の生えた湿地が含まれています. ここでは、特にトギアン諸島のマレンゲ島の風景を紹介します.
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Habitat 生息地 |
マレンゲ島でも森林が徐々に切り開かれ、小規模なココヤシ農園が拡大しつつあります. ココヤシ農園では、定期的にココヤシ果実を収穫して、種子の内側を燻して乾燥させて、コプラ(ココヤシの乾燥胚乳)をつくります. ココヤシの果実と種子を割る作業を終えた晩には、バビルサが頻繁に出没します. 写真は、海から眺めたマレンゲ島の南海岸です. 海岸からココヤシ農園が広がっています.
Coconut Plantation ココヤシ農園
トギアンバビルサ(Babyrousa togeanensis)が生息するトギアン諸島のマレンゲ島は、透明度の高い海に囲 まれています. 多種多様なサンゴが生育しており、いつまでも秘密にしておきたいシュノーケリングのポイントです! 海とは思えないほど、常にその表情は穏やかです.
マレンゲ島の海岸線はマングローブ林、砂浜、崖から成り立っています. 写真は、マレンゲ島の集落に面した海です.
Malenge Island マレンゲ島
マレンゲ島の北西部と東部には、樹高30mを超える高木や野生動物にエサを提供する果樹を含む鬱蒼とした密林がまだいくらか残されています.
マレンゲ島は起伏に富んだ地形であるため、島の中央部にも籐(ラタン)の茂る低湿地が広がり、バビルサはぬた場
(泥浴び場)として利用しています.
<フィールド1>last modified: 17 September 2007 |
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