バビルサ(
Babyrousa
spp. 英名、babirusa)は、インドネシアのスラウェシ島とその周辺のいくつかの小島にだけ生息する固有種です. (
バビルサの新たな学名に関しては、
分類のページ
でご確認ください。
)
バビルサは分類学上、ウシ目(偶蹄目)イノシシ科
バビルサ属に位置付けられており、イノシシの仲間といえます. インドネシア語で「babi」は豚、「rusa」は鹿の意味です. つまり、「鹿のような豚」と命名された動物です. その名はバビルサの形態学上の重要な特徴を一言で上手く表わしています. 鹿の特徴といえば、角. そう、バビルサは「角が生えている豚」といったところでしょうか.
バビルサのこの角は、実は「牙」なのです! 雄のバビルサでは、上顎の犬歯が目と鼻との間から皮膚を貫いて上に飛び出し、カーブしながら額の方向に伸びていきます. その他にも、豚やイノシシとは異なる様々な特徴をもつ奇妙な動物です.
Introduction
バビルサについて
<フィール
ド1>
last modified: 17 September 2007