身長の2倍 英書多読体験記
〈その3〉
 B3ペソ(身長の1.5倍)までの経過 「やさたく」と「児童書」仮卒業して「何たく」に
実際、一番難しい。私はこの1〜1.5倍までの時期、一番めげていました。さっぱり進んだ感じがしないのです。何を読むかの方針も定まらず、リスト本をうろうろ探して、迷いながら進む時期でした。
ですから、1.5倍を達成したら、3度お祝いして、記念にこじつけでいいですからホームページに手記を公開しませんか。自画自賛というやつです。この点、インターネットは本になるほどではないけれど、日記よりは公的な今までにない本当に便利なツールです。これで2倍への強制的なバックボーンができます。後には引けなくなります。私のことです。
☆☆☆☆☆☆Gone South
☆☆☆☆☆The Bone Collector
☆☆☆☆☆The Sculptress
☆☆☆☆Angela's Ashes
☆☆☆The Accidental Tourist
☆☆☆☆The Joy Luck Club
 Saving Cascadia
☆☆Chocolat
White Teeth
☆☆☆☆☆The No'1 Ladies Detective Agency
☆☆☆☆☆Tears of The Giraffe
Key of The Light
☆☆☆☆☆Frost At Christmas
About A Boy
☆☆☆☆☆☆To Kill A Mockinbird
☆☆In Cold BLood
☆☆☆☆☆☆The Eagle Has Landed
☆☆☆☆☆SeedFolks
☆☆☆☆☆Mary Poppins
☆☆☆☆The Curious Incident of The Dog In The Midnight
☆☆The Swiss Family Robinson
☆☆☆☆The Spy Who Came In From The Cold
☆☆Booked To Die
☆☆☆☆☆The Great Blue Yonder
☆☆☆☆☆The Machine Gunners
☆☆☆☆Tuesday With Morrie
The Twelfth Engel
☆☆☆Wenny Has Wings
☆☆☆☆The Sisterhood of The Traveling Pants
☆☆☆☆☆☆Emil And The Ditectives
☆☆☆☆☆Where The Heart Is
☆☆Dave Barry Does Japan
☆☆☆☆A Bear Called Paddington
☆☆☆☆☆The Door Into Summer
☆☆☆☆Not A Penny More Not A Penny Less
☆☆The View From Saturday
☆☆☆☆Odds Against
−−−以上で1.5倍(251cm)到達(2007年6月22日)1年8か月−−−
 C4ペソ(身長の2倍)までの経過 「何たく」を継続。とりわけ意識的に連作に挑戦しました
1.5倍からは、読むスピードが確実に加速されます。2倍の先に「特別な何か」があるわけではないとわかってはいながらも、見える「風景」の違いを信じて進みましょう。あらゆる手だてを尽くしてまず2倍です。「何自慢してんだ!」「読めたつもりになっているだけじゃないか!」「数字だけ増やしてどうする!」「しゃべれもしないくせに」「英語病!」。すべてその通りです。ですが、そんな非難中傷を一切気にせず進みましょう。このころには周りの人も少し、そう、ほんの少し、本人の趣味と認めてくれますよ。もうたまった本を捨てようなどと言われない・・・でもないか・・・
そして、達成したら私のようにお馬鹿になって達成記録の手記をインターネットで公開しましょう。一人だとただの馬鹿ですが、増えてくると量は質に変わるのです(えっ、「お○○たち」になるだけ?そうか・・・)。がんばりましょう。もう日本語の本からはおさらばです。・・・そういう問題でもないか・・・
Sphere
☆☆☆☆Harry Potter F
☆☆Millions
☆☆☆☆Judy Moody Was In a Mood
☆☆The First Woman Doctor
☆☆☆☆Small Steps
☆☆☆☆Friendle
☆☆☆☆☆A Touch of Frost
☆☆☆☆☆☆Boy’s Life
☆☆Stupid White Men
☆☆Lunch Money
☆☆☆☆Life of Pie
The World According To Garp
☆☆☆☆Murder on The Orient Express
The ABC Murders
☆☆☆☆The Gorden Compass
☆☆☆☆The Subtle Knife
☆☆☆☆☆The Amber Spygrass
☆☆☆Are You Know You Should Be Grad
☆☆☆☆☆Morality For Beautiful Girls
☆☆☆☆☆The Kalahari Typing School For Men
☆☆☆☆☆The Full Cupboard of Life
☆☆☆☆☆In The Company of Cheerful Ladies
☆☆☆Three Bags Full
☆☆☆☆☆☆Rocket Boys
☆☆Pollianna
☆☆☆☆☆Night Frost
☆☆☆☆☆84 Charing Cross Roads
☆☆☆☆☆Don’t Tell Mom I Work On The Rigs
☆☆☆☆☆Blue Shoes and Happiness
☆☆☆☆Wish Me Luck
☆☆☆☆☆The Good Husband of Zebra Drive
☆☆☆☆☆Hard Frost
−−−以上で身長の2倍(334cm)到達(2008年10月22日)−−−
1年4か月、トータル7年8か月かかりました。
 身長の2倍は日本語でどのくらいのレベルか
ただし、我に返って、身長の2倍が日本語でどのくらいのレベルかと考えますと、子供の本は別にして、「うまく読書好きになった生意気盛りの高校2〜3年生」ぐらいです。この量ではやはり専門家からははるかほど遠い。
ですが、
  1. 連作にチャレンジできる。
  2. 分厚い物(私は300〜500ページを基準にしています。)が苦にならなくなりだす。
  3. 自分の感度を信じてお薦めリストからはみ出し始める。
  4. 読んだ本を縦にしたり横にしたりして自分の意見を言ってみたくなる。
  5. 飽きていないので、予想もしないパワーで興味ある作品を読みふけるときがある。
時期までは来ているのです。その意味で伊藤サムさんがおっしゃっている目安は、その通り、自立・卒業期にピッタリ!
 さて、見えた風景は?  量から解放されて、「ある種の自由」を手に入れた気分です
ラストの身長の0.5倍分はゴールが見えたせいか、隙間時間のぎりぎりまで英書読みにあてるという無理をしました。
いつも4分の1まで読んだ、3分の1だ、半分だ、後100ページだ、とかけ声を自分にかけながら進みます。ラスト4分の1あたり・後100ページから先はのめり込んでいますので苦痛はないのですが、結局この「自分を励ましながら読む習慣」は、2倍=174冊目にしてもいつもと同じままでした。最後のフロストCも440ページあり、「最後の最後まで自分を励ましていた」というのが本当のところです。日本語の本ではこんなことはしませんから、ある意味まだまだかもしれません。
それにしても、机の上、本棚には次に読む候補が十数冊待っており、興味が続いていることは確かです。生活のリズムの中に組み込まれて、英書を読むことがまったく自然になった状態が今ですかね。
 5ペソ目指して、これからは
リズムやノルマを気にせず、じっくりと読みたい本、後回しにしていた本を!「ますます」は言い過ぎですが、1.5倍通過時に心配していた急速な興味失墜はなさそうです。しばらくしましたらまた別なご報告ができるかもしれません。そのときはまた聞いてやって下さい。
(初稿 2008年10月30日)
(最終更新日 2008年12月2日)

(c) 2004-2014 必ず役に立つ体験記